意味もなく焦る

仕事も安定して、病気もそんなに悪いわけでもない。だけどプライベートが何も出来なくて困る。したいことはたくさんあるんだけど、買ったけど放置とかずっと考えているんだけど手が出ないということが多い。

統合失調症で病状がそこそこ安定しているならいいんじゃないかと言われそうだけど、安定しているのが続くとなにかできるんではないかという焦りが出てきてしまった。仕事のために土日は寝っぱなしになるんだけど、その間になにかできるのに何もしていないのが、何か失っているように思えてしまう。

そもそも統合失調症になった時点で多くを失っているわけだが、取り戻してくると普通の人ぐらいにできるのではないかという欲が出てくる。土日が休息で潰れているのでそこそこ無理をしているのだと思うのだが、普通にできているじゃないかと思って、他に何も出来ていない焦りが出てくる。

精神障害者によくありがちなのが、仕事が楽にできていると思って、もっと仕事を積むことを要求してしまうことがある。それは過ちで現状維持を頑張るが正しい。大体、精神障害者は体調に山谷が健常者より激しいので、それを見越して色々バッファをとっておく必要がある。でも、もっとできるんじゃないかと思って、仕事を要求して潰れる人が少なくない。

実際、安定してできる障害者は身体障害者くらいで、それは精神障害者には当てはまらない。結局、身の程を知れということなのだが、そこのところ病気でバグっているので要注意である。思ったよりも自分は耐性がないことを知るべきだ。でも見誤ってしまうのだよな。そもそも病気になっているのも、ストレスなどが閾値を超えて出てきているためなんだろうから、病気になってからもそれは残っているわけで、どちらかというと以前より脆弱になっているのは間違いないだろう。

なので、これ以上望むのは駄目なパターンなのだけれど、できそうだと先が見えてくると欲が出てきてしまう。でも、それができるのは親の庇護があってこそで、一人暮らしになるとどうしようもなくなるだろう。健常者でもそうだけど、人間は見積もりを失敗するものである。愚かとしか言いようがないけど、そこから学ぶことぐらいしか出来ないのだ。世の中、みんな見積もり通りに進めば、誰も不幸になることはない。でも世の中から不幸はなくならないのだ。

やりたいことはあるけど、モチベーションが保てないのでできない、というフラストレーションが溜まってしまうところだ。身の程をわきまえればいいのだけれど、結局できることしか出来ないのだ。出来ないことをしようとして病気になったわけだから、また同じ状況を繰り返していると言ってもいい。

ただ、フラストレーションのインプットは、このブログなどにアウトプットすべきで、なんの利益にならなくてもそれはすべきだと思う。無理をしてまでやることではないけど、心の平静を保つためにやるべきことはできる限りやるべきだ。何の形でも吐き出すことは重要になってくる。そりゃ、ずっと体の中にためておくのは体に良くないですよ。何か形になったものを確認するのも案外悪くないですし。悪い時期に書いたものを読んでも、それはそれで今の良い状態を確認できるからいいです。悪くないときに考えたものも、考えの流れを確認するのに重要だと思う。

頑張りすぎないように頑張ろう。矛盾しているような言い方だけど、それは間違ってはいないと思う。