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長期間勤めている障害者はやっぱ身体障害者が多い。

当方、精神障害者ですけど、障害者を多く雇っているところを見ていると、身体障害者の人の方が長い間働けていることが多い気がする。身体障害者も辞めるときは辞めるけど、定着して長く仕事しているという点では精神障害者よりも安定している。

そもそも身体障害者を受け入れられる職場が少ないので、単純に比較はできないのだけれど、定着してしまえば後は健常者とたいして変わらない状態にはなるのだろう。でも多くの事業所は車椅子で仕事できる環境にないし、車で来られるとかとなるとかなり選択肢は少なくなる。だから、いいところを選ぼうとする気持ちが少ないのかもしれないし、辞めても後がないというのは分かっているんだろうと思う。

その点、精神障害者はある程度どこにでも行けるというか、車椅子の人のように制限はあまりない。通勤がきついとかはあるけど、それは健常者と同じことだ。でも健常者と同じようにできるとは限らない。逆にそこを越えてしまえば大丈夫的な人は少なくないと思う。

自分の場合、統合失調症なので薬で幻聴などを抑えている。気分の落ち込みなども副症状としてあるので、鬱系の薬も飲んでいる。安定剤なども飲んでいる。なので脳が抑制的になり眠くなるし、意欲も抑えがちになる。眠くなるのはカフェインで抑えているが、健常者でも昼飯を食った後眠くなるわけで、それを抑えるというのは薬を飲んでいる自分にとっては厳しいものとなる。

精神障害者でも長いこと仕事をしている人もいるけれども、自分のような眠さを背負って長い間仕事している人は少ないのかもしれない。自分はそこそこ仕事ができる素養ができてから病気になったので、そうなる前に病気になった人はそれから色々習得しないといけないので辛いと思うが、そういう人はやっぱり長続きしないようだ。やはり辛いと思うことが多いと辛い。特に精神障害者はちょっとしたことで体調を崩すことも多く、安定という点においてはかなり不安定と言わざるを得ない。

あと精神障害者は障害者として理解されないことが多い。身体障害者は車椅子などで見た目にわかりやすいけれども、配慮するにも何をしていいかわからないどころか、普通の人と同じように扱うことも多いので、知らないうちにぶっ潰れることも多い。合理的配慮という言葉があるが、普通の人間じゃない事をきちんと考えてくれる上司は少ない。だから自分からある程度言わないとダメだ。

車椅子の障害者を受け入れる会社は、とりあえずそこまで揃えてくれる覚悟はあるので、比較的まともであることは間違い無いだろう。それでも人を切るときは容赦なく切るし、結局法定雇用率を満たす以上のことをするなんて会社はない。そこのところはシビアだが元々法定雇用率の関係が懲罰的であることを考えても、どこも慈善事業でやっているわけではない。

特例子会社で普通のレベルの仕事させてくれるとありがたいんだけど、特例子会社の仕事ってレベルが低い場合が多くて、そんなに仕事ができるんなら別のところでって言われちゃうこともあるんだよね。それはそれでおべっかとしても人を評価しすぎの気もするけど、調子が悪くなった場合の最低ラインとしては、特例子会社くらいの方がいいんだよね。なんとかならんか。

障害者の勤務の底上げをする「合理的配慮」があるわけだが、普通に仕事ができることがわかってしまうと、普通の人並みに仕事を積まれてしまう傾向がある。見た目は車椅子の人ほど健常者とは変わらないものだから、相手が分かってないなと気づいた時にはきちんと仕事が難しすぎるとか多すぎるとか言いましょう。でも、精神障害者はそういうのが言いにくいから病気になるんだけどなw。

まぁ会社がいらないと言われるまでは、できることをやって無理をせずにやっていきましょう。無い袖は振れないわけだし。

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